今日ネットで見つけたんだけど、以前の記事、ヒアリングにおける瞑想の意外な効用で書いたことと同じような事を勧めている英語の専門家もいるみたいだ。

ただ英語を聞く流すだけというのは無駄どころか、むしろやらないと英語の音を聞ける耳になってくれないんだ。僕の主張はあながち外れてはいなかったようだ。
このことを裏付けるような、こんな猫の実験がある。
猫を生まれた時から縦縞しかない部屋で育てると、その猫は縦縞しか見えなくなってしまう。同じように横縞の部屋で育てれた猫は横縞しか見えなくなってしまう。
縦縞の部屋で育った猫の足元に棒を横たえて置いておくと、横方向の線が見えないので棒につまずいてこけてしまう。この猫には横方向の線を認識するニューロンが発達していないから棒に気づけないんだ。
もっと直接的な実験の例だと、ネズミを防音の箱に入れて、たとえばラの音だけを聞かせて育てると、ラの音はよく聞こえるが、他の音たとえばミの音をうまく聞き取れないネズミになってしまう。
人間だって、生まれてからずっと聞き慣れていない音を聞き取ることは難しいんだ。
だけど年をとっても脳細胞は再生するから、聞き慣れていない音も聞き続ければ、そのためのニューロンが発達する。
だから、英語に慣れていない人はみんな英語をたくさん聞き続けよう。
集中して聞く必要はない。
僕は一日に英語を3時間は聞いているが、ほとんどながら聞きだ。
それでも耳が慣れてくると、聞くつもりもないのに勝手に意味を持って英語フレーズが入ってくる。
ぼくはまだ途切れ途切れだけど、続けていればどんどんセンテンスで聞こえてくるだろう。
huluで日本語字幕で見ていたりすると、意味がわかるので英語でなんと言ったかはセンテンスレベルで分かるようになってきた。
集中して聞くのはしんどいけど、ながら聞きは音楽でも聞いている感覚やれば、最初はしんどくても、すぐに苦にならなくなるよ。
ポイントは聞こうとしない。意味を追わない。
シニア世代でも続ければ英語耳はできるから、がんばって。
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