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お父さんのためのアニメ入門①:プラネテス

プラネテス アニメ

僕と同じシニアと呼ばれる世代は、アニメを観ていない方がほとんどじゃないでしょうか。

むしろ、アニメなんて子供の観るものとして

  • 幼稚、くだらない
  • 内容がない
  • ためにならない

など毛嫌いしている人が多いでしょう。

ところが僕らの子供時代と違って、今のアニメには大人の鑑賞に耐える作品がたくさんあるんです。

日本のTVドラマのレベルが低いので、むしろアニメのほうがためになるかもしれません。

最近のアニメ技術はすごいものもあるので、中途半端な実写よりも映像の美しさに感動するものも少なくありません。

これまでアニメを観てこなかった人の中には食わず嫌いの方も多いと思いますので、僕がこれまで観てきた中でこれは大人が楽しめるアニメだと思える作品をご紹介していきます。

第1回は近未来の宇宙を舞台にした「プラネテス」です。

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あらすじ

星野八郎太、通称「ハチマキ」は地球の衛星軌道上に散らばるスペースデブリを回収するサラリーマン。

宇宙ステーションや月面に多くの人たちが住むようになり、地上とを結ぶ旅客機が頻繁に行き来するため、たびたび旅客機や宇宙ステーションに衝突して事故を起こすスペースデブリは社会問題になっている。

そのスペースデブリを回収するというのはとても大切な仕事ではあるけれど、しょせんは宇宙ゴミの回収業で決してエリートの職業とは言えない。

いずれは宇宙船を持ちたいという夢を持っているハチマキだが、デブリの回収という現実のギャップにくすぶった毎日を送っていた。

そこへ新人として超元気なタナベという女性社員がデブリ課にやってくる。

あまりにまっすぐなタナベに影響されてハチマキは夢への道を取り戻していく。

近未来に起こり得るリアルな社会問題

最近はニュースになったり、ドラマでも取り上げられたりするのでスペースデブリのことを知っている方も増えてきたかと思います。

知らない方のために簡単に説明しますと、スペースデブリとは長年の宇宙開発によって耐用年数を過ぎてしまった人工衛星や切り離された多段ロケット、それらの部品など無数に出てしまった宇宙ゴミのこと。

大気圏に突入すれば燃え尽きてしまいますが、多くが衛星軌道上を飛び続けています。

現実でもデブリがロケットや人工衛星へ衝突すると重大な事故を起こしてしまいます。

デブリ同士がお互いに衝突したり隕石が衝突したりすることでデブリは増えていき、臨界点を超えてしまうと指数関数的に増加し、やがては人類が宇宙へ行くことができなくらい衛星軌道上を覆いつくしてしまう懸念されているのです。

このことをケスラーシンドローム(Wikipedia)といいます。

2007年に中国が老朽化した衛星に対し衛星攻撃兵器での破壊実験を行い、ケスラーシンドロームを現実のものとする行為だとして世界的な批判を浴びたニュースが有名です。

プラネテスの原作はそのはるか前、世間にスペースデブリのことがまったく知られていなかった1999年に連載が始まっています。

プラネテスは将来的に社会問題となりうるスペースデブリのことを世間に周知させる一翼を担ったと言って過言ではありません。

宇宙で働く人のリアルな日常

プラネテスに出てくる登場人物にはヒーローも極悪非道な悪人もいません。

エンターテイメント作品ですから事件や問題はいろいろと起こりますが、そこに描かれているのはごく普通の人たち、それもエリートでもなくあこがれの職業でもない宇宙ゴミの回収業に従事する平凡な人たちの物語です。

だからといって退屈な話ということはありません。

「ドキュメント72時間」や「家、ついて行ってイイですか?」のような番組を観たことありませんか?

ごく普通、むしろ地味にさえ見える人が華やかな生活や過酷な人生を経験していたりしていて、人は見かけによらないものだと再認識させられます。

僕も振り返ってみたらそれなりに大きな波をいくつも経験していますからね。誰でもおおかれ少なかれそうなんじゃないですか?

一見平凡に見える人でも波乱万丈の人生を送っているものです。

プラネテスの登場人物たちもそれぞれに抱えたものがあり、ちょっとした日常にその苦悩が見え隠れします。

まさに人間ドラマ。

アニメなんて子供の観るものと思っていた世のお父さん、今ではアニメにだって映画やドラマ並に人間ドラマが描かれるようになっているんですよ。

ハチマキとタナベがお互いに刺激しあい成長して行く過程がドラマとして十分に楽しめるはずです。

くすぶっていた人生からの覚醒・夢の実現を描く

プラネテスでは、このブログの別カテゴリーで話しているようなスピリチュアル的な出来事が出てきます。

いわゆる至高体験とか覚醒と呼ばれるもの。

スピリチュアルにアレルギーのある方は眉をひそめるかもしれませんが、このような体験というのは決して珍しいものではありません。

以前、別記事で書いたように僕にも経験があります。

でも僕が特別なわけではなく、きっと多くの人が経験しているはずのものです。

そんな経験なんてしたことがないと言う人もいるかもしれませんが、誰でも人生のターニングポイントになるような出来事が一度や二度はあったでしょう。

大きな失敗だったり、大切な人を亡くしたり、大きな病気をしたり。

これらが至高体験につながるかどうかは、人とのつながりや出来事の奇跡的なめぐり合わせを意識的に受け止めてたかどうかの違いなのかもしれません。

どんな神がかり的なことも漫然とやり過ごしてしまっていては気づくことができませんし、当然、心の変化も起こらないでしょうから。

ただ、瞬間的な体験が起こらなくても、時間をかけて消化されて徐々に腑に落ちていき、その人の人間形成の肥やしになっていくものだと思っています。

プラネテスの主人公ハチマキの場合は、大きな夢を追うためにデブリ課を辞め、火星探査船の乗組員になることを目指します。

夢のために自分の一人の力で人生を切り開くんだと気負ってみたものの、孤独な気持ちが常につきまといハチマキの心を悩ませるのです。

そして事故をきっかけにスピリチュアルな体験をして心に大きな変化が起こります。

自分は宇宙の一部であり、人と人とのつながりで宇宙が成り立っていること、いろいろな人に支えられて今の自分があることに気づきます。

決してオカルトな話でなく、抹香臭くもなく、自然な出来事として描かれているので、スピリチュアルが嫌いな人でもすんなりと受け入れることができるでしょう。

プラネテスは非常に後味の良い作品なので、初めてアニメを観るお父さんの入門編として超オススメです。

 

 

年をとっても古臭いとか老害とか言われないように、今どきの文化も積極的に取り入れたいものですね。

アニメはクールジャパンの代表的なコンテンツ。

若い人の感覚を知るためには絶好の教科書になりますし、本当に面白い作品が多いですから恥ずかしがらずに観てみましょう。

プラネテスは2018年10月現在、Netflixで配信中です。

配信するサイトは変わることがあるので、現在どこで配信されているかをJustWatchというWebサービスで確認することができます。

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