よく英語をたくさん聞いて英語耳を作ろうと言われますし、僕もこのブログで何度かそんな話をしてました。
しかし実のところ、実際に日本語しか知らない人が、ネイティブの英語を聞いた時の発音の聞こえなさは、どんなもんだろうと考えました。
そこで思い出したのは、以前に関西ローカルの人気番組「探偵ナイトスクープ」で取り上げていたネタです。
これはまだ携帯電話全盛の頃、携帯のある機種についていたカメラのシャッター音の話題でした。
当時、さま~ずの「~かよっ!」を言葉の語尾につけるギャグが流行っていたのですが、それを取り入れたシャッター音で、「撮ったのかよ!」というメッセージが流れるというものでした。
声は本物の三村マサカズが吹き込んでいるのだと思います。
番組内容はその声が人によっては全然別の声に聞こえるというものでした。
それは想像もつかない言葉です。
何かというと…
エー・アイ・アイ
驚きです。ネットでも一時話題になったので知っている人もいるかもしれません。
「撮ったのかよ」が「エー・アイ・アイ」ですよ!
「エー・アイ・アイ」と聞こえるのは子どもに多いとか。
外国人にいたっては全員が「エー・アイ・アイ」です。
どういうふうに聞こえるか聞いてみてください。
どう聞こえました?
僕は未だに「撮ったのかよ」としか聞こえません。
たまに何かの拍子に「エー・アイ・アイ」と聞こえる時がありますが、いったんそう聞こえるとしばらくは「エー・アイ・アイ」としか聞こえなくなります。
まあ、すぐに「撮ったのかよ」に戻って、また延々「撮ったのかよ」としか聞こえませんが。
外国人と子どもに限って「エー・アイ・アイ」と聞こえるというのは面白いでしょ。
やっぱり日本語圏と英語圏の人の聞いている音は根本的に違うんでしょうね。
子どもはまだ日本語に習熟しきっていないから「エー・アイ・アイ」と聞こえるんじゃないかな。
きっと英語の勉強し始めた人からしたら、ネイティブの英語ってこのくらい異質に聞こえているんだと思う。
僕も昔はネイティブの会話を聞いても単語一つ拾えなかったからね。
よく聞き流しは、あまり効果が無いと言われるけれど、これだけ耳に違いがあれば神経回路をつくるために聞き流しは必要だと僕は思います。
若くない上に、真面目に聞いていない僕でも違いが感じられるようになっているからです。
最初から改まって聞く必要は無いです。聞ける神経ができてからで遅くないと思います。
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