もうシーズン5まで観終わって、ファイナルシーズンシーズン6(4/21にシーズン7の制作が発表されたそうです)が配信されるのを待っているところですが、待ちきれずにまたシーズン1から観たくなっています。
今、最初から見返せばもっと細かいところにも気が付くと思うんです。だってこのドラマの登場人物が非常に多いんだもん。
シーズン1を見始めた時は人物を覚えられなくて、話の筋についていけなかったんです。
ちゃんと各王家の人物や関係を把握していたら、もっと楽しめたと思います。
そこで、自分の備忘録的な意味とこれから初めてゲーム・オブ・スローンズを観る人のために、ネタバレにならないように、各王家の人物の一覧を作ってみました。
シーズン1はこれだけの人間関係をおさえておけば、大丈夫だと思います。
現在、動画配信サービスでゲーム・オブ・スローンズが観られるのはHuluだけです。
Amazonプライムでシーズン7まで観られるようになりました。
スターク家
スターク家は地図の左、ウェスタロス大陸の北部を支配する王家。紋章はダイアウルフ。本拠地はウインターフェル。
さらに北の極北の地は”野人”(”最初の人々”や七王国から逃げ延びた自由民の子孫)の他に超自然的な”ホワイトウォーカー”と呼ばれる異形が住むと言われるが数千年間姿を見られていない。
北の驚異からウェスタロスを守るため8000年前にブランドン建設王が率いる”最初の人々”が石と氷と魔法で巨大な壁を作ったとされる。
エダード・スターク
ウインターフェルの当主。愛称ネッド。妻キャトリン・スタークとの間に5人の子どもと私生児が1人。
7王国の王であるロバート・バラシオンとは高巣城で一緒に育った兄弟のような間柄。北部総督を任されている。
前7王国の王であったエイリス2世王(通称”狂王”)に父と兄を処刑されている。さらに息子のレイガー・ターガリエンに妹のリアナを誘拐された。リアナはロバート王の婚約者だった。
キャトリン・スターク
狂王に対し反乱を起こしたバラシオン家・スターク家・アリン家に味方したタリー家の長女。
ネッドの兄、ブランドンの婚約者だった。
アリン家に嫁ぎ、高巣城のあるアリンの谷間の摂政を務めるライサの姉。
タリー家は弟のエドミュアが継いでいる。
ロブ・スターク
私生児のジョン・スノウと非常に仲がいい。グレイジョイ家から里子に出されているシオンとも兄弟のように育ち親友である。
ダイアウルフ(大狼)のグレイウィンドを飼っている。
サンサ・スターク
バラシオン・ジョフリー皇太子の婚約者となる。
妹のアリアが男の子のように乱暴なので、あまり良く思っていない。ジョフリーとアリアが揉めた時もジョフリーの肩を持つ。
ダイアウルフのレディを飼う。
アリア・スターク
活発で頭の回転の良い男の子のよう。女の子の稽古事には無関心で、戦争や剣術に興味がある。
性格の異なるサンサとは何かとぶつかり合うが、私生児のジョンとは仲がいい。
ダイアウルフのナイメリアを飼っている。
ブラン・スターク
顔の割にやんちゃな性格で気も強い。高い所に登っては母親のキャトリンに叱られている。
気は大人のつもりでもまだ幼いため弓の技術が未熟で、姉のアリアに馬鹿にされている。
ダイアウルフのサマーを飼っている。
リコン・スターク
シーズン1スタート時はまだ3歳なので、登場回数は非常に少ない。
ダイアウルフのシャギードッグを飼う。
ジョン・スノウ
スターク家当主ネッドがデイン家に仕える乳母に生ませた私生児。
ネッドが妹のリアナの死後にスターク家に連れてきて、キャトリンの反対にもかかわらずスターク家の子どもたちと一緒に育てられた。
ロブやアリアとは仲がいいが、キャトリンには冷たくされてつらい思いをしてきた。
ダイアウルフのゴーストを飼う。
シオン・グレイジョイ
鉄諸島を治めるグレイジョイ家の世継ぎ。
父親のベイロンが10年前にロバート王に対して反乱を起こして破れ、人質としてエダード・スターク(ネッド)に預けられた。
人質と言ってもスターク家の子どもたちと同じように育てられロブとは兄弟同然。
ラニスター家
ウェスタロス大陸の西部、ウェスターランドを支配する貴族。紋章は深紅に黄金のライオン。本拠地はキャスタリーロック。
領地内に金鉱を持つため諸名家のなかで、もっとも裕福な家。
金髪に長身・美形の外見を持つ血筋。
タイウィン・ラニスター
狂王(エイリス王)の”王の手”を務めていたが、跡取りのジェイミーを”王の盾”に任命されたため、王の手を辞して領地に帰った。(王の盾になると家を継げない)
最愛の妻ジョアンナは、小人の次男ティリオンを産んだ時に亡くなってしまったので、ティリオンを嫌っている。
サーセイ・ラニスター(サーセイ・バラシオン)
ロバート・バラシオンと結婚し、7王国の王妃となる。
ジョフリー、ミアセラ、トメンの三人の子がいる。
ロバート王とは政略結婚で彼を愛していない。
気が強く、権力志向が強い。
父のタイウィンと同じく、弟のティリオンを嫌っている。
ジェイミー・ラニスター
ラニスター家の世継ぎだったが、狂王に王の盾に任命されて後を継げなくなる。
ロバートの反乱時に、本来、王を守るべき王の盾であるにもかかわらず、狂王を後ろから刺殺したために”キングスレイヤー(王殺し)”の蔑称で呼ばれる。
ティリオン・ラニスター
ラニスター家の次男。小人症で民衆からも”子鬼”と蔑まれている。
酒や女に溺れているが、知力が高くタイウィンの政略的才能を一人受け継いでいる。
タイウィンやサーセイからは、自身の誕生時に母親が死んだことを責められて恨まれている。ジェイミーは優しく接してくれる。
バラシオン家
ロバートが王位についてから、7王国の首都キングズランディングを本拠とし、周囲に王室領を持つ。城壁に守られていて王都の守人が守備する。紋章は黄地に牡鹿。
リヴァーランとアリンの谷間の南に位置し、西にはタイレル家が治めるリーチ(河間平野)、東にブラックウォーター湾、南には本来の領地であるストームランド(本拠地、ストームズエンド)がある。
キングズランディングの東の海上に、島のほとんどが砦になっているドランゴンストーンがあり、ロバート王のすぐ下の弟スタニスが治める。
スタニスはバラシオン家だが、その紋章が本家と少し異なる。燃える心臓と王冠を戴く牡鹿。
本来の領地であるストームランドの本拠地ストームズエンドはスタニスの弟のレンリーが相続して治めている。彼の紋章もまた異なる。
ロバート・バラシオン
ネッドとは子供の頃に里子として高巣城で共に育った間柄で、兄弟のような関係。
ネッドの妹のリアナと婚約していたが、狂王によって処刑された。
ロバートの反乱で勝利して、王位についた。ラニスター家に忠誠を誓わせるために、サーセイと結婚した。
王位についてからは高巣城の城主であり、里親であったジョン・アリンを王の手に任命した。政治をアリンに任せて、宴や狩りにばかり精を出している。
ジョフリー・バラシオン
バラシオン王家の長男で世継ぎ。
金髪、長身とラニスター家の特徴を備え、マナーも身につけていてまともに見えるが、サディスティックな性格に加え、卑劣。
”ハウンド”とあだ名される家臣をそばに置きボディーガードにしている。
ミアセラ・バラシオン
ロバート・バラシオンの長女。
シリーズ当初はまだ8歳のため出番はほとんどない。
トメン・バラシオン
ロバート・バラシオンの次男。
シリーズ当初はまだ7歳。
サンダー・クレゲイン
ラニスター家の家臣でジョフリーの護衛を務める。
主人に忠実で、命令により簡単に人を殺すため”ハウンド”と呼ばれる。ジョフリーからは”犬”と呼ばれる。
”マウンテン”とあだ名される同じラニスター家の家臣サー・グレガー・クレゲインの弟に当たる。
バリスタン・セルミー
王の盾の総帥。
狂王エイリス・ターガリエンの王の盾を務めていたがロバートの反乱後、ロバート・バラシオンの赦しを得てロバートの王の盾となった。
ウェスタロスでもっとも尊敬を受ける騎士。
スタニス・バラシオン
ロバートの反乱の時ともに立ち上がったが、ロバートはその功績を認めず、本領地のストームズエンドを末弟のレンリーに与えたため恨みに思っている。
レンリーに比べカリスマ性がなく旗主たちはスタニスよりレンリーを支持している。
ル=ロールの女司祭メリサンドルを助言者として側においている。
レンリー・バラシオン
バラシオン家の末弟。ストームズエンド当主。
イケメンでカリスマ性があり、諸侯からの支持も大きい。
スタニスもレンリーも本格的な登場はシーズン2からですが、知識として知っておいたほうがいいでしょう。
ターガリエン家
はるか昔、エッソスの南にあったヴァリリアという帝国がターガリエン家の故郷だった。ヴァリリアはドラゴンを育てて軍事力とし絶大な力を持っていた。
ヴァリリアが滅びる時、ターガリエン家はウェスタロスに渡り、ドラゴンストーンに移住する。エイゴン征服王がドラゴンと軍を率いてウェスタロスを統一した。
ヴァリリアで鍛えられた特別な金属でヴァリリア鋼と呼ばれる物があり、今もヴァリリア鋼で作られた剣がいくつか名家に伝わっている。
その後内戦で、ドラゴンは減っていき100年以上前に最後の1頭も死んでしまった。
七王国を300年にわたり統治してきたが、15年前狂王の時にロバートの反乱が起こり、ロバート・バラシオンに王位を奪われる。
紋章は火を噴く3つ首のドラゴン。
ヴィセーリス・ターガリエン
狂王エイリス二世の次男。
ロバートの反乱後、妹のデナーリスとともに”狭い海”の向こうエッソスへと逃げ延びる。
王朝復活の野望を抱いて、軍隊を得るためにデナーリスをドスラク人の族長と結婚させる。
七王国を取り戻すためにはデナーリスを犠牲にすることもなんとも思わない。
デナーリス・ターガリエン
狂王エイリス二世の長女。
兄のヴィセーリスとともにエッソスへと逃げ13年間、自由都市をさまよう。
ジョラー・モーモント
もともとはベアーアイランドの領主でスターク家の家臣であった。
わけあってエッソスに逃げた。
現地のドスラク人の間でも戦士として知られる。
冥夜の守人(ナイト・ウォッチ)
北の境界にある石と氷と魔法で作られた壁において、数千年に渡り北からの脅威から七王国を守っている。
彼らは土地も称号も持たず、家族との絆を断ち切って任務に当たる。七王国からは完全に独立しており、七王国の争いにも加わらない。
黒装束を着ているため蔑称で”カラス”と呼ばれるが、ナイト・ウォッチになることは名誉だと考えられている。
七王国防衛に身を捧げる志願者によって組織されていたが、近年は志願者が減り、犯罪者や追放されたものなどが、罪を許される代わりに加わることが多い。脱走は厳罰で死刑となる。
シーズン1冒頭の舞台は”壁”の向こう側の出来事を描いている。
ジオー・モーモント
ベアーアイランドの領主であったが、息子に地位を譲って自ら志願してナイト・ウォッチのメンバーとなった。
リーダーシップに優れ、荒くれ者ばかりのナイト・ウォッチたちから尊敬を集めている。
アリザー・ソーン
意地が悪く、もともとターガリエンの支持者だったためにスターク家のジョン・スノウを何かにつけて侮辱する。
メイスター・エーモン
ナイト・ウォッチの本拠地黒の城(ブラック・キャッスル)でメイスターを務める。
盲目であるが、第六感のようなものがあるのか見えているように振る舞う時がある。
ナイト・ウォッチの者たちの助言者であり、ジョンの良き理解者でもある。
小評議会
王を補佐して政策・行政を担当する。
ピーター・ベイリッシュ
七王国の大蔵大臣を担当する。あだ名は”リトル・フィンガー”。
出自は貧しい貴族であったが、権謀術数に長けておりここまで上り詰めた。
王都で娼館を経営する。
ヴァリス
”小鳥たち”と呼ばれるスパイを操り、あらゆる情報を握る。通称”蜘蛛(スパイダー)”。
宦官で、媚びるような態度をとるが、つかみどころのないタイプ。
パイセル
日和見な性格で、ラニスター家のためにたびたび王を裏切ってきた。
ロバートの反乱の際も、ラニスター軍が援軍であると狂王に信じさせて城門を開かせた。
以上です。
シーズン1には出ていない、あるいはほとんど出ていない人物もいますが、背景として知っていたほうがわかりやすいと思い紹介しています。
絶対に期待を裏切らない作品ですから是非見てみてください。
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