格安スマホ・SIMの基礎知識

格安スマホ・SIM の基礎知識

 

よくCMが流れているUQとかワイモバイルって携帯代が節約できるらしいけど、いったいどういうものなんだ?

格安スマホとか格安SIMと呼ばれる新しい携帯電話会社のことなの。
家計節約のために我が家も乗り換えるわよ。

 

毎月の携帯代がもうちょっと安くならないかな…って思っている主婦はきっと多いはずです。

この記事では携帯代を大幅に節約できる格安スマホ・格安SIMについての基礎知識を詳しく解説しています。

もっと詳しく知りたい方のために、さらに詳細に解説した記事も用意していますのでリンクをたどって参考にしてみてください。

格安スマホと格安SIMって?

格安スマホ・格安SIMはドコモ・au・ソフトバンクの大手に比べ、格安で携帯電話サービスを提供している新興の通信事業者のことです。

CMでよく見るワイモバイルやUQmobileやmineo(マイネオ)などがそうです。

これら以外にも小さな事業者を含めると800を超える会社が参入しています。

ドコモ・au・ソフトバンクとの違い

格安スマホは通信網を借りている

ドコモ・au・ソフトバンクの大手キャリア3社は自前の通信網を持っていてMNO(移動体通信事業者、Mobile Network Operator)と呼ばれます。

これに対し、格安スマホ・格安SIMに該当する後発の通信事業者は、大手3社の通信網を借りることで事業を行っているのです。

実際には通信網を持っていないことからMVNO(仮想移動体通信事業者、Mobile Virtual Network Operator)とも呼ばれます。

MVNOはインフラ整備にかける初期投資が必要ないので、容易に参入できる上、携帯代を安く抑えることが可能なのです。

 

格安スマホのおかげで高止まりしていた大手の携帯代も以前よりは安くなったわね。

 

格安スマホは機種込み、格安SIMはSIMカードのみ

ネットでは格安スマホと呼ばれたり格安SIMと呼ばれたりしますが、どちらもMVNOのことを指していると考えて問題ありません。

厳密に言うと、格安スマホは乗り換え時に機種込みで契約するプランのことをいい、格安SIMは今あるスマホをそのまま使ったり別で購入し、SIMカードのみを契約(カードはレンタル)するプランのことをいいます。

でも世間では混同して使われているので格安SIMも格安スマホもほぼ同じことを意味していると思ってください。

 

MEMO
ワイモバイルは厳密に言うとMNOですが、世間的には新興の格安スマホと捉えられているので、ここでもそのように扱っています。
ワイモバイルで格安スマホにする?格安SIMにする?

格安スマホと格安SIMの最大のメリットはその安さ

格安スマホ・格安SIMで家計を節約

信頼感のある大手キャリアからわざわざ新興の格安スマホに乗り換えるのにはそれなりの動機が必要ですよね。

格安スマホ・格安SIMへ変える唯一のメリットは携帯代を大幅にコストダウンできるその安さにあります。

手続きの手間も気にならないほど十分な節約が可能です。

我が家では月1万円の節約に成功

具体的に管理人の家庭(家族4人のスマホ持ち)がワイモバイルに変えてどれだけ安くなったか試算してみましょう。

我が家はもともとドコモを使っていました。

乗り換えてから1年近く経ち、当時とドコモのプランが変わってきているので今現在、ワイモバイルのプランでの使用量と同等にドコモで使った場合に携帯代がいくら位かかるのか?で見てみます。

現在ワイモバイルでは、夫婦がそれぞれスマホプランS、2人の子供がそれぞれスマホプランMで契約をしています。通話はデフォルトで1回10分以内の通話が無料。

ワンキュッパ割と家族割引サービスがあるので、合計で月に1万円くらいになります。

先月は4人で15Gほど使用しました。

それと同等に使うとなるとドコモではどうなるか?

ドコモには通話1回10分以内無料のプランはないですがカケホーダイライトプランで5分以内の通話が無料。

パケットは家族で分けるシェアパックがお得なのでこれを選びます。

パケットはベーシックシェアパックで15Gまでとして計算すると12,000円。

カケホーダイライトと合わせ家族4人合計で月に2万円ほど

つまりワイモバイルでは1万円の節約でき、携帯代がほぼ半額になります。

詳しい節約金額を知りたい方は、こちらの記事に書いていますので読んでみてください。

ワイモバイルで節約 ワイモバイルで携帯代をどれだけ節約できたかを我が家の例で検証!

機種代金の補助はあるの?

格安スマホはお得なのはわかったけど、スマホを買い替えたときに補助してくれたりするの?

携帯代が安いだけに補助してくれないと思いがちだけど、実質0円での買い替えもできるわよ。

大手キャリアでは乗り換えや機種変の時に機種代金を補助してくれる割引制度があるのが普通です。

基本料金がかなりディスカウントされている格安スマホでも、機種代金への補助制度があります。

iPhoneだって多くのMVNOで割引を利用して購入できます。

例えばワイモバイルなら、iPhone7、iPhone6s、iPhoneSEが購入可能(さすがに新機種は無理です)。

新規あるいは乗り換えの場合、iPhoneSEとiPhone6sなら実質0円iPhone7なら実質1,944円/月で手に入れることができます。

HUAWEI P20 liteだって実質540円/月

機種代金補助については以下のページで詳しく解説してます。

ワイモバイルで実質0円可能? ワイモバイルで機種代金実質0円は可能?

格安スマホ・格安SIMは通信速度が劣るデメリット

格安スマホは通信速度が遅いという記述をネットで見たけど実際のところはどうなんだ?

大手キャリアに比べると遅いけどMVNOによってかなり差があるので一概に言えないわ。

格安スマホ・格安SIMは昼間に通信が遅くなる可能性

一般に、格安スマホは通信網を間借りしているため、大手キャリアのようには通信速度は速くはありません。

ネットが空いている夜間については、どの格安スマホでもかなりの速度が出るので、ブラウザを見ていても動画を見ていてもほとんどストレスなく使うことができるでしょう。

しかし、ネットが混み始める朝になると格安SIMによっては動画視聴などに支障が出るかもしれません。

朝の通信速度
引用モバレコ

さらに最も混む昼の時間帯になると多くの格安SIMで1Mbpsの速度も出なくなります。

昼の通信速度
引用モバレコ

1Mbps以下になるとLINEの無料電話や050IP電話は問題なく使えますが、重いwebページを閲覧すると読み込まなかったり、youtubeの標準画質でも動画が止まってしまったりするレベルです。

他社が軒並み通信速度が低下しているのに、ワイモバイルが安定して速いのが目立ちますね

通信速度は、主に夜しかネットを使わないのならあまり気にする必要はないですが、日中にネットをよく使うのなら格安SIMを慎重に選ぶ必要があるようです。

ブランドによって速度にかなり差があるので、どの会社を選ぶかによって格安スマホ・格安SIMに対する印象はかなり変わってくるでしょう。

格安スマホごとの違いは通信速度の違いに詳しく書いていますので参考にしてみてください。

格安スマホキャリアで通信速度が違う 格安スマホ・SIMによる通信速度の違い

通信速度の心配がないワイモバイル

ワイモバイルは通信速度が速い

ワイモバイルは格安スマホでありながらMNOの側面も持つキャリアです。

大半はソフトバンクの通信網を借りていながら、旧ウィルコムや旧イーモバイルの通信網を持っているという異色のMVNO。

ぶっちゃけると、ワイモバイルはソフトバンクの別ブランドで中身はソフトバンク。

そのため、ワイモバイルは他の格安スマホ・格安SIMに比べて圧倒的に速い通信速度を誇っています。

管理人が実際に使っていても速度にストレスを感じたことはありません。

最も混む昼間でも問題なく使えます。先のモバレコの計測でもワイモバイルが飛び抜けて速い結果になっていますね。

以下は自宅にてワイモバイルの通信速度を実際に測定した結果です。


測定途中

測定結果

まだ朝の10時半ですが、かなりスピードが出ているのがわかっていただけると思います。

このようにワイモバイルは携帯代を大幅節約できて、なおかつ大手キャリアに引けを取らない通信速度を実現しているのです。

ワイモバイルへの乗り換えは意外に簡単!

ここまで格安スマホ、特にワイモバイルのメリットをご紹介してきましたが、多くの方がいざ乗り換えとなると、

「なんだか難しそう」

とか

「面倒くさそう」

と感じて、そのうち変えようと後回しに…。

結局そのまま大手キャリアを使い続けてしまうパターンが多いようです。

 

でも今は自宅で手続きができるようになっています。
新規も他社からの乗り換えも、すべてネットで完結し意外に簡単

 

申し込みに必要なのは以下のものです。

新規回線の申し込み
  • 本人名義のクレジットカード
  • 本人確認書類(免許、保険証など)
  • 家族確認書類(それぞれの本人確認書類)

他社からの乗り換えでは事前にMNP予約番号を取得しておく必要があります。

MNP予約番号の取得方法

他社からの乗り換え
  • 本人名義のクレジットカード
  • 本人確認書類(免許、保険証など)
  • 家族確認書類(それぞれの本人確認書類)
  • MNP予約番号

これらを事前に用意しておけばショップに行く必要もなく、自宅で機種の受け取り、回線の開通まで行うことができます。

MNP予約番号の取得の仕方や申し込み方法については、ワイモバイルへ家族で乗り換えるための3つの手順に詳細に解説しているので参考にしてください。

家族でワイモバイル ワイモバイルへ家族で乗り換えるための3つの手順

おうちのネットをソフトバンクにするとさらに節約が可能

家のネットもソフトバンク

ワイモバイルは他の格安スマホと違って独立した会社ではなく、ソフトバンクのサブブランドの位置づけです。

なので、お家のネットをソフトバンクの回線にすることで、さらに携帯代を節約することができる「おうち割」を受けることができます。

適用されるのは

  • SoftBank Air
  • SoftBank 光

を契約した場合。

スマホプランによって割引額が異なり、

  • スマホプランS → 500円割引
  • スマホプランM → 700円割引
  • スマホプランL → 1,000円割引

となります。

ただし、「家族割引サービス」との併用はできないのでご注意を。

家族割引サービスは主回線は受けられないので、4回線ともスマホプランSであっても、家族割引サービスでは1,500円引きのところ、おうち割なら2,000円引きになります。

もし、4人家族全員がスマホプランLを選ぶ場合だったら、家族割引サービスなら1,500円引きのところ、おうち割なら4,000円引きと2倍以上もお得です。

どちらにせよ、おうち割が適用されるなら、家族割引サービスが受けられなくなってもお得ということになります。

格安スマホ・SIMの基礎知識まとめ

この記事では格安スマホ・格安SIMの基礎知識を紹介しました。内容をまとめると、

  • 格安スマホは携帯代を大幅に節約できる
  • 乗り換えは思ったより簡単!
  • 実質0円で端末を購入することも可能
  • ブランドによっては通信速度が遅くなる可能性
  • ワイモバイルなら大手並の品質

となります。

これまで携帯会社を変えたことがない方にとっては乗り換えはハードルが高く感じられるかもしれません。

しかし、やってみれば意外に簡単。

早くにやっていれば携帯代をもっと浮かすことができたのにと後悔するかもしれませんよ。

指示通りに手続きすれば誰にでもできますから、思い切ってチャレンジしてみてください。