ワイモバイルと3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)の違い

3大キャリアとワイモバイルの違い

 

格安スマホっていうのは携帯代がかなり節約できるらしいね。

そうなの。ワイモバイルを中心に格安スマホと大手キャリアの違いを説明するわね。

 

最近のCM攻勢で新しい携帯会社(格安スマホ・格安SIM)が何やら携帯代がかなり安くなるというのを知っている方は多いと思います。

でも、料金の安さに惹かれても、

通話やネットの品質は大丈夫なのか?

端末は買えるのか?

などよくわからなくて、実際に乗り換えようとまで行かない人がほとんどです。

確かに格安スマホにはデメリットはあるんですよね。

でも、管理人が家族で乗り換えたワイモバイルは格安スマホのデメリットをすべてクリアしています。

まずは格安スマホが大手キャリアとどう違うのか?そして、ワイモバイルは他の格安スマホとどう違うのか?を知って乗り換えを検討する材料にしてみてください。

自前の通信網を持つ3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)

全国を網羅する ドコモ・au・ソフトバンクの基地局

ドコモ・au・ソフトバンクの3社は全国各地に基地局(各社十数万~二十万ヶ所)を設置し、受信可能なエリアを広げてきました。

このように独自の通信網を持っている携帯キャリアのことを移動体通信事業者(Mobile Network Operator)、略してMNOといいます。

MNOは自由に使える通信網を持っているため、安定した速度の速い通信を提供することができるのです。

その一方、これだけのインフラを整えるためには、非常に多額の設備投資と長い年月が必要になります。

また、MNOは国から限られた電波の割り当てを受けているため、市場はかなり独占的になってしまうわけです。

 

だから一昔前前まではドコモ・au・ソフトバンクの3つしか選択肢がなかったんですね。

 

そのままでは新規に携帯事業へ参入することはむずかしく、正当な市場競争が行われないため、MNOは電波の割り当てを受けていない新規参入者に対して電波帯(通信網)を提供するサービスが求められるようになりました。

そうして、大手キャリアの通信網を借りて新たに携帯事業を行うようになったのが仮想移動体通信事業者(Mobile Virtual Network Operator)で、略してMVNOといいます。

最近やたらとTVでワイモバイル、UQmobile、mineoなど格安スマホ・格安SIMのCMが目立つようになったのはこういうわけだったのです。

 

まだまだ格安スマホのお得さが知られていない段階。
周りのみんなより先に乗り換えてトクしちゃいましょう。

 

格安スマホのメリットとデメリットは?

通信網を貸している大手キャリアと借りている格安スマホは、いわば大家と店子のようなものなので、消費者からすると大手キャリアの方が安心感があるのが正直な感想じゃないでしょうか?

わざわざ格安スマホに乗り換えるメリットは何なのかを説明しますね。

月々の携帯料金が安い

格安スマホ・格安SIMで家計を節約

格安スマホ最大のメリットは月々の携帯料金がかなりお安くできることです。

大手キャリアからわざわざ格安スマホに乗り換える目的は、「携帯代を節約するため」と言い切っていいでしょう。

上に書いたように通信網に投資する必要のない格安スマホでは、その分を消費者に還元して料金を安く設定することができます。

ブランドによってサービスやプランが違うので一概に言えませんが、大手キャリアで携帯代が月に1万円かかっているのなら、格安スマホでは数千円レベルで節約することができます。

 

給料が上がらない時代、月に数千円は大きいですね。
家族で乗り換えると1万円前後の節約だって可能です。

 

また、乗り換えにともなって端末を新しくしたい場合には、格安スマホでも購入補助があり、割引価格で購入することができます。

自動更新の縛りが短い

大手キャリアの縛りは長い

これまで携帯会社を乗り換えたことのない方には馴染みがないかもしれませんが、ドコモ・au・ソフトバンクの大手キャリアでは通常2年契約になっています。

この契約期間中に乗り換えをすると1万円程度の解約金を払わないといけないシステムになっています。

この2年契約の終了月(24ヶ月目)と翌月(25ヶ月目)にのみ(2019年3月からは26ヶ月目にも拡大)、解約金なしに自由に乗り換えができるのです。

いわゆる”縛り”というもので、各社が提供するお得な料金プランというのは、2年間ずっと使い続けることを前提に適用するということなのです。

 

顧客を逃さないための罰金みたいなもんだな…。だから”縛り”と呼ばれるわけだ。

 

格安スマホ(MVNO)では、この”縛り”が全体的にゆるめになっています。

ブランドによって対応は異なりますが、

  • 期間が短い
  • 自動更新がない
  • 解約金が安い

などで、大手と差別化されていることが多いです。

期間は2年のところもありますが、1年、短いところでは数ヶ月のところがあります。

また、自動更新がないブランドも多く、最低利用期間として期間を過ぎたらいつでも解約できたりします。

このように”縛り”がゆるいことも格安スマホのメリットと言えるでしょう。

通話の品質は大手キャリアと変わらない

通話品質は大手キャリアと変わらない

格安スマホは大手キャリアの通信網を借りているため、品質が劣ることが心配されますが、こと通話に関しては大手キャリアと同等の品質があります。

高音質の4G LTEでの通話も普通にできます。

地域によっては借りているキャリアのエリアカバー状況次第で、音声品質や繋がりやすさは左右されますが、それは大手キャリアと契約している場合も同じことです。

 

通話の品質と次のMNPできることはメリットでもデメリットでもありませんが、大手キャリアと変わらないということが言いたいのです。

 

MNPできるので電話番号は変わらない

MNPで電話番号変更なし

これまで乗り換えをしたことのない方は、

「今まで使っていた電話番号はどうなるんだ?」

「電話番号が変わってしまうのは困る。」

という心配を持っているかもしれません。

でも大丈夫です。

キャリア間の正当な市場競争を促すために、2006年からMobile Number Portability(MNP)という制度が始まり、それまで使っていた電話番号を変えることなくキャリアの乗り換えができるようになっています。

安心して乗り換えを検討してください。

MNPの方法についてはMNP予約番号のもらい方の記事に詳しくまとめています。

では次に、格安スマホにすることで起こりうるデメリットについて見てみましょう。

格安スマホは時間帯によっては通信速度が遅くなる

格安スマホに変えることで、もっともデメリットになると考えられるのは、通信速度が遅くなる場合があること。

 

上に書いた通話ではなく通信(ネット)のことなので間違えないでくださいね。

 

つまり、ネットにつないでwebページを見たりyoutube動画を見たりする時に、なかなか読み込まなかったり動画が止まってしまったりすることがあるということです。

これはMVNOのブランドによってかなり差があり、全くストレスなくネットにつながる会社もあれば、実用的とは言えない会社もあります。

でも、通信速度の遅いブランドでも一日中遅いわけではなく、ネット利用者の多い昼間に繋がりにくくなるということです。

また、ネット利用でも通信量の少ないメールやLINE、050IP電話やLINE電話などはいつでも問題なく使えます。

 

安定して通信速度の出るブランドを選ぶ必要があるんだね。

 

格安スマホは実店舗がほとんどない

もう一つ格安スマホのデメリットと言えるのが、格安スマホのブランドのほとんどが大手キャリアのような実店舗を持っていないということです。

まったく持っていないか、持っていてもわずかというブランドがほとんどです。

ネットですべて完結するというのが格安スマホのメリットでもあるのですが、故障など何かトラブルがあった時や、解約する時などは実店舗があると心強いですよね。

格安スマホはキャリアメールが使えない

格安スマホはキャリアメールが使えないというのもデメリットと言えるかもしれません。

キャリアメールとは携帯会社独自のメールでアドレスの末尾がドコモなら~@docomo.ne.jp、auなら~@au.com、ソフトバンクなら~@softbank.ne.jpとなっているものです。

Gmailのようなフリーメールがあるので、キャリアメールが使えなくてもほとんど困ることはありません。

しかし、メールの相手がガラケーやキャリアメールの場合、キャリアメール以外は迷惑メールに分類されて届かないことがあります。

また、ネットのサービスによっては会員登録にキャリアメールの入力が必要な場合があります。

格安スマホの支払いはクレジットカードが必要

大手キャリアでは月々の携帯代の支払いには口座振替、クレジットカードのどちらかを選ぶことができます。

ドコモでは請求書を発行してもらい、ショップ・銀行・コンビニで支払うこともできますし、請求書がなくてもインターネットバンキングで支払いができるようにもなっています。

それに対し、格安スマホではほとんどのブランドが支払いをクレジットカードに限定しています。

クレジットカードを持っている方は何も問題はありませんが、まだ持っていない方は先にクレジットカードを作っておかないと乗り換えすることができません。

ワイモバイルの通信速度は業界最速!

ワイモバイルは通信速度が速い

ネットに繋がりにくいというのは格安スマホのもっとも気になるデメリットと言えます。

しかし、ワイモバイルではその心配はありません。

ワイモバイルは格安スマホ・格安SIMなので、世間ではMVNOだと思われていますが、実はソフトバンクのサブブランド。

中身はMNOのソフトバンクなのです。

なので、格安スマホが繋がりにくくなると言われている昼間の時間帯でも何の問題もなくネットを楽しむことができます。

格安SIMの時間帯別通信速度
引用:モバレコを改変 ※ワイモバイルとUQmobile以外はドコモ回線

 

このように1日を通して通信速度は安定していていつでも快適ですよ。

 

ワイモバイルは大手キャリアと格安スマホのいいとこ取り

ワイモバイルは通信速度だけでなく、上に挙げた格安スマホのデメリット面を以下のようにすべてクリアしています。

  • ワイモバイルショップが全国に1,000店舗
  • キャリアメールが利用できる
  • 口座振替ができる

格安スマホなのに全国にワイモバイルショップが1,000店舗ある

ワイモバイルは格安スマホとしては異例とも言える、全国に1,000店舗のワイモバイルショップを構えています。

故障の相談や解約、名義の変更などネットだけでは不安なサービスも対面で行なえますので安心ですね。

ワイモバイルは2種類のキャリアメールが使える

ほとんどの格安スマホではキャリアメールが使えないのに対し、ワイモバイルでは以下の2種のキャリアメールが使用できます。

  • ~@yahoo.ne.jpのY!mobile メール
  • ~@ymobile.ne.jpのMMS(Multimedia Messaging Service)

MMSはガラケーとの送受信が可能。どちらも無料で利用することができます。

 

MEMO
電話番号で送るSMS(Short Message Service)も使えます。

 

支払い方法に口座振替を選べる

ワイモバイルでは、支払い方法にクレジットカード以外にも、銀行での口座振替を利用することができます。

クレジットカードを持っていない方が乗り換えのためにわざわざカードを作る必要はありません。

ただし、口座振替の場合はワイモバイルショップでの手続きが必要になります。

 

MEMO
ショップによってはPay-easy(ペイジー)対応の金融機関(大半が対応しています)であれば、キャッシュカードと本人確認書類があれば手続き可能です。
銀行届出印や口座振替依頼書への記入はいりません。

 


 

このようにワイモバイルは低料金でありながら、格安スマホの弱点である繋がりにくさはなく安定した通信速度があり、しかもキャリアメールや口座振替の利用もできるという、言うなればいいとこ取りの携帯キャリアです。

 

ただし、ワイモバイルには大手キャリア並の縛りがある

ここまでワイモバイルのいい点だけを書いてきましたが、デメリットと言える点もあります。

それは”縛り”が大手キャリア並であること。

格安スマホでは”縛り”がゆるめであることは上に書きました。

しかし、ワイモバイルの”縛り”は大手と同じ2年で、しかも自動更新。

 

ずっと使うなら問題にはなりませんが、いずれワイモバイルからの転出を考えているのなら気をつけないといけませんね。

 

ソフトバンクへの転出は1年経てば無料でできる

ワイモバイルの”縛り”はソフトバンクに限り、1年でなくなります。

しかもキャンペーン中の今はMNP転出手数料とソフトバンクでの新規契約事務手数料が無料になります。

ワイモバイルと3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)の違いのまとめ

ワイモバイルはただ安いだけではなく格安スマホでありながら、

  • 通信速度が速く安定している
  • 実店舗ワイモバイルショップが全国に1,000店舗ある
  • 他の格安スマホが使えないキャリアメールを使える
  • 月々の携帯代を口座振替で支払える

などのメリットがあります。

「携帯代を節約したいけど格安スマホのサービスが心配」

という方でも安心して乗り換えられます。

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